What is MaOI Project

MaOIプロジェクトとは、静岡県から「健康長寿で豊かなくらしを将来につなぐこと」に貢献するため、海洋産業の振興と海洋環境の保全を両立する「Blue Economy(持続可能な海洋経済)」の世界的な拠点形成を目指すプロジェクトです。
環境や生物の多様性に恵まれた駿河湾などの魅力ある海洋資源をもつ静岡県は、マリンバイオテクノロジーをはじめとした「Blue Tech(海洋先端技術)」によるイノベーションを推進し、豊かな海洋資源を活用した多彩な産業振興・創出を図っています。このプロジェクトの取り組みを通じてSDGsの達成に向けて貢献していきます。

詳細はこちらを御参照下さい

マリンバイオ産業振興ビジョン
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マリンオープンイノベーションプロジェクト 第1次戦略計画
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プロジェクトが目指す産業応用と研究開発

水産

養殖事業の生産現場にバイオ技術やデジタル技術を導入して、魅力ある商品づくり、省力化、コストダウン等を実現します。

  • 養殖事業に関わる者
    (既存、新規参入)

  • デジタル技術/バイオ技術提供者
    (大学等研究機関、民間企業)

食品

海洋由来の機能性成分などを活用した機能性食品・加工食品などの製品化。高付加価値製品の開発を行います。

  • 食料品製造・販売事業に
    関わる者(既存、新規参入)

  • 機能性成分の研究者、商品化事業者
    (大学等研究機関、民間企業)

創薬

海洋生物等に由来する新規機能性物質を活用し、健康・長寿に資する医薬品、化粧品等の市場への参入を目指します。

  • 医薬品、化粧品等の
    製造・販売に関わる者

  • 大学等研究機関、
    民間企業等

その他 (環境・エネルギー、水、農業等)

微細藻類の特性を生かし、食品残渣の解消、新たなエネルギー資源の開発やフードロスの解消、センサーデバイスを活用した資源管理技術の開発を行います。

  • センサーデバイス
    ベンチャー企業

  • 大学等研究機関、
    民間企業等

その他Blue Economyとして想定される産業分野例

造船業/海洋関連インフラ事業/海運業/海洋バイオ産業/淡水化事業/海洋エネルギー活用事業/情報通信事業 等

補助金

海洋関連産業の事業化と研究開発の促進を図るため、静岡県では補助金制度を設けています。
プロジェクト推進機関であるMaOI機構では相談事業や情報提供活動を通じて補助金の活用を支援しています。

研究開発支援「シーズ創出研究業務委託」上限10,000千円/年(3年以内)

【採択例】
深海環境において生分解性を示すバイオプラスチックの構造探索と効率的生産系の開発
駿河湾由来カルテノイド生産微生物ライブラリーの構築とサプリメント開発への応用

研究開発支援「海洋技術開発促進事業費補助金」上限10,000千円/年(2年以内・補助率 2/3)

【採択例】
サーモン陸上養殖をより効率化できるセンサーデバイスシステムの技術開発と陸上養殖技術の確立

事業化支援「マリンオープンイノベーション事業化促進事業費補助金」上限20,000千円/単年度(3年以内・補助率2/3)

【採択例】
駿河湾のアカモクとマグロのコラーゲン・エラスチン配合高保湿化粧水の開発
浸透圧調節等を利用した安全で美味しいニジマスの養殖生産技術「味上げ」の開発とブランド化
電気分解を応用した魚介類の陸上養殖(閉鎖循環式)の高生産化に寄与する技術開発
鯖発酵調味料の製品化による、特徴ある地域ブランド新製品開発
超高齢社会の課題である認知機能維持に寄与する機能性表示食品の開発事業

今後は静岡県内の研究や産業振興に留まらず、観光なども含めた海洋をテーマとする
まちづくりの推進、⼈材育成、世界への貢献と情報発信を推進していきます。

What is MaOI Institute

MaOI機構は、静岡県がすすめるマリンオープンイノベーションプロジェクトの中核推進機関として、「海」に関わる3つの活動を中心に行っています。

Blue Economyの
推進

  • 産官学金の会員制ネットワーク組織「MaOIフォーラム」の運営
  • 研究シーズと企業ニーズのマッチング・事業(化)支援
  • 研究支援ワンストップ窓口、知財管理、創業支援

海洋研究開発拠点(MaOI-PARC)の
整備・運用

  • 海洋生物資源のライブラリー・データベース(BISHOP)の構築・利活用
  • 研究施設(MaOI-PARC)、機材等の活用・管理(共同ラボ、共用機材等)
  • 大学や研究機関、既存プラットフォーム等と連携し、研究開発、産業応用を推進

海に関わる人・団体の
連携促進

プロジェクト拠点 MaOI-PARC

プロジェクトの中核となる研究開発拠点として、清水マリンビルに「マリンオープンイノベーションパーク(MaOI-PARC)」を設け、大学、研究機関、企業等が活用できる共用ラボ、連携研究室を整備しました。将来的には企業等が入居できるレンタルラボ等の設置も検討しています。

MaOIの連携先ネットワーク

県内外のバイオ研究拠点、海洋関連組織や研究機関と連携体制を構築しています。
また、海外のBlue Techクラスターの国際的なネットワークも構築していきます。

MaOI機構 概要

組織名
一般財団法人 マリンオープンイノベーション機構
所在地
〒424-0922 静岡市清水区日の出町9番25号 清水マリンビル2階
Tel
054-340-1800
Fax
054-340-1801
Mail
info@maoi-i.jp
設立
2019年7月1日(静岡県の100%出資)
役員等
理事長:
松永是(国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)顧問)
研究所長:
五條堀孝(アブドラ国王科学技術大学特別栄誉教授)
理事/統括プロデューサー:
橋本正洋(法政大学 教授、 国立大学法人東京工業大学名誉教授 博士(工学)) 他
評議員及び役員一覧 (2023年7月26日現在)
事業概要
  • 情報の収集、分析及び提供に関する事業
  • 産・学・官・金の交流及び連携に関する事業
  • 革新的な技術開発及び事業化に関する事業
  • 調査及び研究開発に関する事業
  • 販路開拓及び販売力向上に関する事業
  • 人材の育成に関する事業
行動規範
決算の状況

アクセス

お車
  • 東名高速清水インターより臨港道路経由で約15分(3キロ)
  • 国道1号線、南幹線から約10分
公共交通機関
「JR清水駅」または「静岡鉄道新清水駅」から静岡鉄道バス三保山の手線で「波止場フェルケール博物館」下車
その後、徒歩約3分(バス乗車運賃 100円)

日の出駐車場(マリンパーキング)

営業時間
24時間
休業日
無休
利用料金
  最初の1時間 以降30分毎
普通車 200円 +100円
バス 600円 +300円
※車両走高2.6m以上(積載物含む)はバス料金対象車両となります。
収容台数
約570台(バスは4台)