2026年3月9日

第1回 MaOIフォーラム企業見学会・交流会を開催しました

MaOI機構の新しい取り組みとして、フォーラム会員様の交流の促進を目的に、企業見学会・交流会を開催いたしました。
記念すべき「第1回」ということで、MaOI機構が所在する静岡市清水区から、フォーラム会員企業の

大日工業株式会社 様(静岡市清水区原)
NACOL株式会社 様(静岡市清水区西久保)

を訪問し、企業の説明をお聞きし、実際の生産ラインや製品の見学を行いました。

見学会の様子

清水駅に集合し、バスで現地へ向かいました。前日までは雨予報でしたが、当日は見事に晴れ、春本番の温かさに包まれた開催となりました。(花粉症の方にはつらい季節かもしれませんが…)

当日は天候に恵まれました。

大日工業株式会社 様

大日工業株式会社様

最初の見学先である大日工業株式会社様では、昨年落成したばかりの新社屋を訪問しました。
冒頭、大日工業株式会社様の主要事業である『基板事業』、『ポリウレア事業』、『UV事業』について各事業責任者から説明をしていただきました。

続く生産ラインの見学では、機械による自動の組付け作業や、自動のはんだ付け、検品の様子などを見せていただきました。(生産ラインのため、写真の掲載はございません。御了承くださいませ。)
機械による組付けでは、ピンセットがないと掴めないような小さなパーツを、寸分の狂いもなく機械が基板に取り付けていく様子や、それを機械で自動検品する様子などを見せていただきました。
一方、大型のパーツは人の手で取り付けていることや、検品も最終的には人の手で行っているなど、人と機械とを工程に応じて役割分担している様子を知ることができました。

生産ラインを見学しながら、旧工場は手狭になっていたこと、2工場にまたがって完成品を生産していたため生産効率が悪かったこと、新ラインに移転してからは、部品の納品から製造、出荷までが一筆書きになるように設計されており、生産の効率化ができたことなどの説明を受けました。

また、大日工業株式会社様では基板の製造だけではなく、設計技術も有しておられ、それが礎となってUV殺菌灯を搭載した空気清浄機の開発をし、UV事業につながっているという説明もありました。

質疑応答では、ポリウレア事業を中心に多くの質問が参加者から挙げられました。
ポリウレタンとの配合割合の違いや、今後の事業展開などについて議論が交わされました。
ポリウレアは熱、日光、薬品など、様々なものに対する耐性に優れ、建物の屋上や駐車場、橋梁など多くの場面での活用が期待されます。もちろん、耐(海)水性にも優れているため、水中ドローンの保護カバーに使用するなど、海洋関連産業での利用も進んでいます。MaOI機構としても普及促進にむけて積極的に支援していきたいと考えています。

質疑応答の様子

NACOL株式会社 様

NACOL株式会社 様

2か所目の見学先であるNACOL株式会社様は、住宅地の中に工場があります。このような住宅街の一角から世界でも唯一無二の製品が製造されているのは驚きです。
こちらでは企業説明の後、NACOL様の代表的な製品である『アクアドライブシステム』の実機の見学及び操作体験をさせていただきました。

アクアドライブシステムは、その名のとおり、「水(アクア)で動く(ドライブ)装置(システム)」です。
油圧シリンダーやエアシリンダーは広く使われていますが、NACOL株式会社様では油圧やエアーの代わりに水を使用して動くシリンダーを製造しておられます。理屈はいたってシンプルですが、それを実現するには極めて高い技術力が必要です。水を一滴も漏らすことなく、滑らかに動く動力装置に、参加者全員から高い関心が寄せられました。
NACOL株式会社様では水圧シリンダーだけでなく、水圧で動くモーターも製造しておられます。こちらについても現物に触れながら、減速機をつなげることで力強いトルクが出せることや正逆回転を自在に切り替えることができることなどの説明を受けました。

アクアドライブシステムは、水を供給するためのポンプは必要ですが、そのポンプを離れたところに設置すれば、動作機構部分は水で丸洗いできることから、食品・医薬品の製造現場などの高い衛生条件が求められる現場での活用が期待されるほか、水で故障することがなく、オイル漏れの危険もないため、水中の作業現場での利用可能性が最大の特徴です。今回見学させていただいた製品の中には水圧で動くアームもあり、アクアドライブシステムの将来に期待が高まるばかりです。

アクアドライブシステムを採用したベルトコンベアの前で説明を受ける参加者たち
水圧で上下動するリフトを体験する参加者

交流会

締めに、NACOL株式会社様の見学スペースで交流会を開催いたしました。今回の見学会で見せていただいた機械についてさらに詳しく説明を聞いたり、参加者同士で交流を深めるなど、有意義なコミュニケーションの場となりました。次回以降も魅力あるフォーラム会員企業様を紹介する場として企画を進めてまいりますので、次回をご期待ください。

交流会の様子
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