こんにちは、コーデイネーターの林 俊夫です。2回目のブログということで、今回はかつて清水に存在していた鉄道路線「清水港線」の歴史を辿ってみたいと思います。
清水港線とは
清水港線は静岡県清水市(当時)から三保松原で有名な三保までを結ぶ延長8.3kmの路線でした。開業は1916年(大正5年)7月10日、江尻駅(現在の清水駅)から清水港まで開業。当初は東海道線の貨物支線扱いでした。
その後、1930年(昭和5年)2月1日に清水埠頭まで開業しました。1944年(昭和19年)7月1日に清水埠頭から三保まで開業し、この際に清水港線となりました。
太平洋戦争が激しくなったこの時期、不要不急路線としてレールをはがされる路線が数多くあった中、あえて開業させるということは、清水港線が軍需路線だったことを物語っています。

旅客輸送は同年12月1日より開始し、沿線工場へは通勤路線として一日4.5往復の旅客列車を運行していました。旅客列車は最大で7往復走っていた時期もありましたが、沿線道路にバスが頻繁に運行されると旅客は減少し、1961年(昭和36年)には4往復、1969年(昭和44年)には2往復、1972年(昭和47年)には1往復となってしまいました。
貨物輸送は、もともと清水港線自体が貨物線としてつくられたこともあり、旅客収入よりも貨物収入が多く、1960年(昭和35年)には営業係数54という日本一の黒字路線になった時期もありました。
しかし、貨物輸送もトラック輸送にその座を奪われ、減少の一途をたどりました。

旅客列車が1往復しか走っていない状況からみても、沿線住民の足としては機能しておりませんでした。一方、沿線を走るバスは1日100往復ほど走っていました。そんなこともあり、廃止はやむを得ない状況でしたが、貨物輸送は1980年代に入っても7往復運転していたこともあり、廃止反対が叫ばれるも虚しく、国鉄の貨物合理化輸送のあおりも受け、清水港線は1984年(昭和59年)3月31日をもって廃止されました。
現在の線路跡地は緑地公園として歩道が整備され、多くの市民が行きかう様子が見られます。


YouTubeにこんな動画がありましたのでリンクを貼ります。
静岡の廃線(懐かしいね!!)
*清水港線 :日本国有鉄道 1944~1983 7.46Km
*島津線 :伊豆箱根鉄道 1906~1962 5.92Km
*奥山線 :遠州鉄道 1914~1963 18.03Km
*清水市内線:静岡鉄道 1928~1974 4.63Km
*静岡市内線:静岡鉄道 1913~1963 1.95Km
*駿遠線 :静岡鉄道 1913~1964 60.86Km
*秋葉線 :静岡鉄道 1902~1961 12.18Km
興味のある方は是非廃線をたどる旅をしてみたらどうでしょうか?




