2023年6月7日(水)、「海と 環境と プラスチックと」をテーマに第16回MaOIセミナーを開催しました。会場は浜松市のCo-Startup Space & Community FUSE(フューズ)。現地とオンライン配信のハイブリッド形式で開催し、多くの方にご参加いただきました。
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今回は公益社団法人日本工学アカデミーとの共催で、海洋プラスチック問題をテーマとして、3名の先生にご講演をお願いし、その後、パネルディスカッションを行うという、盛り沢山の内容でした。
プラスチックの資源循環の確立に向けて
1人目はプラスチック循環利用協会 専務理事の土本様。「プラスチック資源循環の確立に向けて」をテーマに、3つのリサイクル(マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル、サーマルリサイクル)により、プラスチックの国内資源循環を進めることなどについて、お話いただきました。
生分解性バイオポリマーの活用による持続的な循環型ポリマー産業の創生へ
2人目は株式会社カネカ アグリバイオ&サプリメント研究所Green Planet研究グループリーダーの 佐藤様。「生分解性バイオポリマーの活用による持続的な循環型ポリマー産業の創生へ」をテーマにご講演いただきました。同社は、100%バイオマス由来で、海水中でも生分解される生分解性バイオポリマー Green Planetという素材を開発し、海洋マイクロプラスチック問題の解決をはじめ、環境保全に貢献しています。お茶パックのストローにも同社の技術が使われていることなど、実用例を交えて、お話いただきました。
海洋プラスチックごみ問題に関する国内外の動向
3人目は環境省 水・大気環境局 海洋プラスチック汚染対策室の藤井室長です。海洋へのプラスチック流出が増え続けるなか、国際的な会議等での活動や国内における対策、環境中へのプラスチック流出量の推計調査など、海洋プラスチックごみ問題の概要と国内外の対応等についてお話いただきました。
パネルディスカッション
最後に、MaOI機構の橋本統括プロデューサーをモデレータとして、講師3名によるパネルディスカッションを行いました。
会場参加21名、オンライン聴講115名ということで、非常に多くの方にご参加いただき、改めて世の中の環境問題への関心の高さを感じました。ご参加いただき、ありがとうございました。
さて、次回のMaOIセミナーは、9月、10月頃を予定しております。
MaOI機構では、セミナー開催等のフォーラム運営を通して、皆様に役立つ情報の発信を引き続き行ってまいります。MaOIフォーラムへの入会をぜひご検討ください。
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