御前崎久々生(くびしょう)海岸に自然発生の藻場形成
こんにちは。コーディネーターの木村です。
MaOI機構発足時よりコーディネーターを拝命いたしました。当初MaOIの趣旨、目的を説明いただきましたが、あまりにも広範囲な事業で漠然としており、どんな活動をし、何を したら良いか十分理解していないという状況から入りました。清水のマリンビルに移転し、国内最高レベルのその研究、調査に係わる設備の先進性を見て、MaOIの目指すべきところが若干見えてきました。一方で私たちコーディネーターが各企業、行政、金融機関等を訪問する中で、各企業、機関が抱えている問題点が理解でき、解決に向け企業紹介、当機構の調査機能の利用を促進してまいりました。
これから益々MaOIを周知させ、皆様にご利用いただきたいと思います。各企業での問題点、 これから実施していきたいこと、学術的、専門的調査等些細なことでもコーディネーターにお声掛けいただければ幸いです。
個人的に今興味を持っているのが御前崎久々生(くびしょう)海岸に自然発生的に藻場の形成が成されていることです。静岡県榛南地域の沿岸には日本最大規模の藻場(約8000ha)が形成されておりましたが1996年頃にはほぼ全域が消滅してしまいました。しかし、榛南地域磯焼け 対策協議会が静岡県及び榛南2市1町の協力の下、藻場再生プロジェクトに取り組み26年間でカジメ藻場が約870haまで回復。その一方、御前崎久々生海岸はNPO法人Earth Communication代表の川口氏が平成19年コアマモが自然発生していることを発見。これを周知すべく各種活動を行っています。
藻場は藻の光合成により二酸化炭素の吸収と共に 各種魚の住処として重要な役割を担っています。この藻場の育成、保護、拡大は地球環境においても重要なことと思います。NPO法人の活動のひとつとして、海岸の清掃、子ども達海洋体験があり、子ども達にこの海岸で取れる魚達を見てもらう活動等をしています。 今後とも、活動の支援をしていきたいと思います。