2022/07/28

第22回バイオテクノロジー学会 シンポジウム
〜DX革命とマリンバイオテクノロジーの将来〜 


2022年5月29日、第22回マリンバイオテクノロジー学会 のシンポジウムとして「DX革命とマリンバイオテクノロジーの将来」が開催されました。このシンポジウムは、豊かな水産資源を育みながら、沿岸には多くの産業を抱える駿河湾をモデルケースとして、海洋産業におけるDX化について、特にマリンバイオテクノロジーに焦点を当てながら議論することを目的に、私達MaOI機構が企画しました。シンポジウムでは、MaOI機構の五條堀 孝 研究所長、笹川平和財団海洋政策研究所の赤松友成研究部長、東海大学海洋研究所の平朝彦研究所長がご講演されました。ご講演の後にはパネルディスカッションが行われ駿河湾のDXについて熱い議論が交わされました。
各先生のご講演内容について、内容の要約を作成しましたのでご覧ください。

3名の先生のご講演の後は、パネルディスカッションが行われました。演者の先生は皆、ご自身の構想について「大風呂敷を広げすぎた」などと謙遜されておられましたが、私にはどれも現実味を十分感じられるお話でした。政府も現在、デジタル田園都市構想などに見られますように、DX化を強く推進しております。駿河湾は豊かな生物資源に加え、沿岸には産業も発展しております。私も今後、駿河湾が海洋産業クラスターとして世界をリードする存在へと発展できるよう、まずは駿河湾のDX化推進に貢献していきたいと思います。

文 齋藤禎一 MaOI機構上席主幹研究員